片付け

ひるおびといえば、お昼に放送されてる人気の情報番組ですが、
その中で主婦を初め、多くの人が注目する片付け術が紹介されました。

今までありそうでなかった、その片付け術は、
女性がよく感じるある感情を利用して片付けるという、とてもユニークなものです。

そのユニークばかりに目が行きがちですが、
とても理にかなた考えを元に発案されたものなんです。

それが、片づけコンサルタントの「こんまり」こと
近藤麻理恵さんが推奨する「ときめき片付け術」です。

ひるおびで紹介された「ときめき片付け術」とは

こんまりさんと言えば、ひるおびをはじめ、多くのメディアで取り上げられたことや、
米「TIME」誌の「最も影響力のある100人」に選ばれたことで有名です。

しかし、彼女をそこまで有名にした一番の要因は、その独自の片付け術です。

こんまりさんの片付け術は「ときめき」をとても重要視しています。

大きく言うと、家にある全てのものを、「ときめく」か「ときめかない」かに分け、
ときめかないものは処分し、家の中をスッキリと片付けるという方法
です。

「ときめき」ってなに?

ときめき

そもそも、この片付け術での判断基準となる「ときめき」とはなんなのでしょうか?

答えは簡単です!

そのモノを見て、心が動くかどうかです。

「使う」「使わない」も大事ですが、使うモノの中でも「ときめかない」ものは処分します。

その理由は、ときめかないものを持っていいると、
そのモノを大事に使わなかったり、最後まで使い切れなかったりするからです。

そうなると、使い切っても無いのに新しいものを購入して、
結局モノが増え、部屋が片付かないということになってしまいます。

そのため、「ときめく」ものだけを部屋に置くようにします。

そうするとこで、一つ一つのモノを大切に使うようになり、
片付けてもすぐに散らかるという悪いループを断ち切ることができます。

ときめき片付け術のやりかた

ときめき片付け術を始めるに辺り、まず知っておいてほしいことが3点あります。

片付けはお祭り
収納は仕分けが終わってから考える
理想の暮らしの具体的なイメージをしてから片づけを始める

この3点は「ときめき片付け術」において、とても重要です。

・片付けは掃除とは違い、お祭りのように、ガッと集中して短期間でやるものです。

・収納の事を仕分けの途中で考えると、仕分けが止まってしまうので、
収納の事は仕分けが終わるまで考えなくてOKです。

・片付け後の具体的なイメージがあれば、リバウンドが起きる事が少ないので、
自分がなぜその暮らしがしたいのか、そう思ったきっかけなど細かく想像してみましょう。


では、いよいよ作業に入ります。

仕分けの順番は、衣類→本→書類→小物です。

収納をする際は「場所」ではなく「モノの種類」での分類になるので、その種類ごとに分けての仕分けになります。

【衣類】

断捨離

仕分けを行う際は、必ず家にある全ての衣類を集めます
これは、本や書類の仕分けでも同じです。

仕分け作業は、捨てるモノを決めるのではなく、残すモノを決める作業です。
手元に残すものを選んで、残りを捨てるという考えで行いましょう。

収納する際に必要な場合は、100均などで収納ボックスなどを用意しておくと便利です。

 

  1. まずは、衣類を「ときめく」「ときめかない」で分けていきます。
    一つ一つ手に取って、ときめくかどうかを決めます。一瞬の判断で決めるのがコツです。
    ※ここでの、ときめかないモノ=捨てるものです。
  2. 仕分けができたら、残った服をたたみます。
  3. たたんだ服を、収納場所へ収納します。

【本】

本

  1. 本は、仕分けをする前に、分類ごとに分けます。
    例えば、「料理」「辞書」「ビジネス」「雑誌」「絵本」など、大枠で大丈夫です。
  2. 分け終わったら、「殿堂入りの本」「殿堂入りではないけれどときめく本」だけを残し、
    あとは処分するようにします。
    長期間未読の本や、一度読んでから読み返していない本等も残しません。
    処分方法は古本屋への持ち込みが一番おすすめです。
  3. 仕分け終わったら、分類ごとに棚へ収納します。
    分類ごとに分けておくと、新しい本が増えても散らからないですし、
    似たような本を買うリスクも減らせます。

【書類】

書類

こんまりさん流で言うと、書類は基本的に全捨てなのだそうです。
でも、実際はそうもいかないので、一応仕分けを行います。

 

  1. 「未処理の書類」「保存が必要な書類(契約関係など)」「自分でたまに確認したい書類」
    の3点だけを残して後は捨てます。
    分類してボックスに入れている場合でも、ボックスごと残すではなく、
    1枚1枚目で確認してから残すかどうかを決めてください。
    仕分けをしながら、書類の分類ごとに分けていくと、収納の時に楽ですよ。
  2. 仕分けが終わったら、分類ごとにファイルやボックスに収納します。
    書類は家のいたるところに置きがちですが、一か所にまとめて保管するようにしましょう。

【小物】

アクセサリー

一口に小物と言っても、沢山ありますよね。
ここでの小物とは、衣類、本、書類以外のものすべての事を指します。
一気には無理だと思ったら、分類ごとに分けて行っても構いません。

 

  1. 小物はまず分類別に分けます。
    CD、DVD、化粧品、アクセサリー、生活用品など、大まかでいいので分けましょう。
  2. 分けたら、「ときめく」か「ときめかない」かで仕分けをしていきます。
  3. 仕分けが終わったら、収納ボックスや棚などに収納します。
    小物類は散らからないように、専用のボックスを作っておくと、探す時も楽になります。

ここまでがときめき片付け術の一連の流れです。

分類ごとに多少の違いはあれど、
基本は「ときめく」か「ときめかない」かで仕分けをして、
決められた場所に収納をしていきます。

ときめき片付け術を実践したら?

収納術

ときめき収納術がひるおびで紹介された時に、
私も実際にこの方法で片づけをしたことがあります。

とりあえず衣類だけやってみようと思い、家にある全ての衣類を集め、
「ときめく」「ときめかない」「絶対必要」に分けてみる事にしました。

絶対必要なスーツやドレスなど、
特にときめかないけど、絶対に必要なモノは別枠として取っておきました。
そこまで捨てる勇気はありませんので。

自分だけの服なら問題ありませんが、
子どもや家族の服まで仕分ける事が出来ない人も多いと思いますので、
その辺りは臨機応変で大丈夫だと思います。

それでも、そうやって洋服を分けていくと、
今までは「いつかは使うかも?」と思って残していた洋服もどんどん捨てる事ができました。

時間を決めて作業をするので、迷ってる暇はないという事も大きいですが、
「もしかしたら使うかもしれない」洋服は、
3軍以下の洋服ばかりだという事に気付いたからです。

片づけをしていく内に、もし同じような洋服が欲しい時は、
そのときの流行に沿った新しい服を買う方が良いなと思えるようになっていきました。

片付けが終わって、沢山の洋服を捨てるのは、本当に心が痛くて寂しかったんですが、
思い切って捨ててしまえば、ほとんど後悔することはありませんでした。

片付け術

衣類を片付けただけで、大分部屋も片付いたので大満足です!

そのままの勢いでどんどん片付けたいところではあったのですが、中々そうも行きません。
その後は時間を見つけて、順々に部屋の中にあるモノを片付けていきました。

そのおかげで、前より大分スッキリとした部屋になりました。
時間を空けたらまたモノが散らかるかな?とも思ったのですが、意外と長持ちしています。

まとめ

ひるおびなどのテレビで観ているだけでは、
すごいと関心するだけで、あまり現実的に捉える事はないかもしれません。

でも、やってみなければ、この片付け術が本当に効果があるのかなんてわかりませんよね?

「ときめき」片付け術が有効だと分かる為にも、是非一度試してみてほしいと思います。

とりあえず初めは衣類だけでもかまいません。騙されたと思って、一度やってみてください。