皆さん、何か「コレクション」しているものはありますか?
子どもの頃から、何かしら愛着を抱いてついつい
集めてしまうものってありますよね。


そうやって大切に保管してきた品々を、ゆっくり眺める時間というのは
心のゆとりそのものであり、とても尊いものです。

ですが、せっかく集めてきたものをずさんに置いてあるだけ
というのも悲しいものです。

今回は私が出会った、ある年配女性のコレクション収納術をご紹介します。



博物館的、コレクションの収納

その方は不思議と、「つりさげるもの」が大好きだ、ということでした。


若い頃は国内旅行で小ぶりの『土鈴』を集めてまわり、最近は携帯電話のストラップで
かわいらしいものを集めるのが大好きだ、と仰います。

ただ、土鈴に関しては小型のガラスショーケースに
何とか置いていたからいいものの
ストラップは引き出しや箱の中でごちゃごちゃになってしまっていたのだそうです。

ただしまっておくだけでなく、自分の携帯に頻繁に付け替えて楽しんでもいたので
何か効果的な整理方法はないかな、と考えていました。

そしてふと、「なんだ!吊り下げればいいんじゃない!」
と思い立ったそうです。

彼女のお家には、ある部屋の壁の一面にコルクボードが貼ってあるところがあり
そこにピンでストラップがずらずらずら~っ!!と並んでいます。


彼女は主にピンク系統のストラップを集めているのですが
個々の濃淡からグラデーション状に配置してあり、


「うわー離れてみると何かのアートみたい」と、なかなか壮観な眺めでした。

この一角はさすがに雑然とした印象を受けますが、生活感のある雑多さではなくて
博物館に特有の雑多さです。


何百個もあるものを整理するのは本当に大変ですが
好きだからこその一念で飾り上げたこの「作品」には、頭が下がりました。

ちなみに、どのストラップをどこに下げたか、全て把握してらっしゃるそうです。
すごいですね。