押入れの下段

 

押入れに布団を収納しようとしたら、意外に量が入らなくて困った事はありませんか?
押入れ自体は大容量ですが、掛け布団のような特にかさばる物を入れるとあっという間にスペースが埋まってしまいます。
しかも、押入れの中はどうしても湿気がこもりやすく、そこにこれまた湿気やすい布団を入れるわけですから、カビの温床になりかねません。
湿気は特に押入れの下段にこもりやすいので、布団類は上段だけに収納するのが一番なのですが、布団の量が多ければそうもいきませんよね。
布団の収納に押入れ全部を使い、しかもカビたりしないようにする為にはどうすればいいでしょうか。

押入れの下段

 

布団のまとめ方

まずは、かさばる布団をできるだけコンパクトにまとめてみましょう。
来客用や季節物など今は使用していない分は、布団圧縮袋で平らにしてしまうのが手軽です。
100均ショップでも売っていますし、布団を中に入れて掃除機で空気を吸い出すだけなので簡単です。
厚さは三分の一から五分の一ほどになり、積み重ねて収納する事もできます。
湿気に強く、においや虫もつきません。
ですが、圧縮すると布団の繊維に悪影響が出る場合があるので注意が必要です。
特に、羽毛布団などのフカフカした物は避けた方がいいでしょう。
最悪の場合、圧縮を解除しても元に戻らない可能性があります。
そういったフカフカした布団は、圧縮袋ではなく収納袋をおすすめします。
羽毛布団専用もあり、ふんわり感を失わずコンパクトにまとめる事ができますよ。
圧縮袋同様に、湿気や虫よけ効果もあります。

押入れ全体の湿気対策

押入れには今使っている布団も入れるので、袋に入れる事以外の湿気対策も必要です。
押入れの天面以外の三方にすのこを並べ、壁と布団の間に隙間を作ると湿気がこもりにくくなります。
または、押入れ専用の布団収納台を設置すれば、適度な隙間をあけて布団を収納する事ができます。
特にキャスター付きの台なら、押入れの下段でも出し入れが楽にできます。
押入れの中を空気が循環するようにして、湿気の少ない日は襖を開けておき、時々扇風機で風を送るようにすれば、湿気はかなり防げます。
さらに湿気取りや防虫剤を入れれば完璧です。
布団の量に合わせてこれらの方法を組み合わせ、効率良く布団を収納しましょう。