「ベッド下」というスペースに、
一番最初に目をつけた人はすごいなあ…と思うのです。

確かに、ベッドというのは寝室の中でも大きなスペースをとるものですから、
3次元的な視覚で有効活用しよう、と思うのは理に叶っていますよね。

ですが、私自身はどうしても、

この「ベッド下収納」に疑問を抱かずにはいられません。

ベッド下収納

というのも、自分の家族が体験したことなのですが…

ベッドに人が横たわる、つまり全体重がかかると、
ベッドにはもちろんその下にも相当の負荷がかかります。

短期間なら何も問題ないのですが、それが長年にわたると、
どうしても「たわみ」が出てきてしまうのですね。

それによって

引出しの開閉がしにくくなる、軋み音が激しくなるという弊害が出てきます。

ベッド下部分に引出しがついていて、様々なものを収納できるようになっているベッドは、どちらかというと子ども向けの家具に多いようです。

体重の軽い子どもであれば比較的、負荷がかかりにくいということでしょうか。

そしてもう一つ心配なのは、

眠っている人間の体はけっこうな汗をかく、ということです。

この汗が湿気となると、収納引出しにさえぎられて
なかなか乾ききることが難しいのです。

湿気の多い日本では特に、布団のカビには細心の注意を払いたいところですから、
ベッド下はできるだけ何も置かずに、風通しを良くした方が無難なのですね。

お住いの状況にもよりますが、一見便利この上ない収納家具でも、
「我が家にぴったり応用できるかな?」と、

よくよく吟味して選ぶことをおすすめします。

使用する場合には必ず湿気対策が必要ですね♪

→ ベッドパッドの下に敷くだけの湿気とりはコチラから