小さいお子さんのいるご家庭で、尽きない収納の悩み。
それは、託児所や保育園、幼稚園から誇らしげに持ち帰って来る「作品」の数々…

さらに、それらにインスピレーションを得て
次々に自宅で量産されていく試作品、レプリカの数々…。

「ああ、創作的。子どもの感覚って素晴らしいわあ~、アートだわ」
と、感嘆する自分がいる反面

「どうやって収納したらいいのー、もう家の中ぐちゃぐちゃだよー」
と泣きたくなるのをこらえている親御さんもいらっしゃるでしょう。

確かに、真剣に入魂して作られている作品を処分するのは至難の業です。

個人的な話で恐縮ですが、私自身も長年絵を描いているので、
作品を捨てる、というのは本当に辛い作業であることを実感してしまうのですね。

最初のうちは、壁などに飾っていても、それが壁一面を覆うまでになると、
さすがにこれではいかん!と思えてきます。

子どもの作品

子どもの作品収納対策・2D編

そこで今回は2次元作品対策ですが、

『とにかく、ばさばさに各所に放置させない』

ことを第一目的とします。

大型のファイルを子どもに見せ、

「ナイスな作品は、この中に入れましょう~。
そうすればほら、あとで一目でわかるじゃない?」
と誘導します。

パンチで紙に直接穴をあけるか、クリアポケット入れるかは作品次第で。

ただ、ここで肝心なのは、ファイルする前に間引きをすることです。

子どもが10枚作品を入れようとして、それをそのまま入れてしまうと
すぐにいっぱいになってしまいます。

「これはこっちの絵の下描き練習だったんだよね?
うん、やっぱり本作がよく描けてるよ」

等と言って、自然に「取っておくべき今日の一枚」を選ばせてしまうのが有効です。

また、イベント的に月ごとに
『●さん(子ども)の今月の1枚』を家族総出で選定し、
それだけを保存するようになれればしめたものです。

さらに、それをスキャンしてデータ保存し、実物は処分…
となれば、いう事はありません。

ただ、本当に本人が心底気に入っているもの、親の目から見ても美しいものは、
迷わずに実物を飾ったりする、そう言った心の余裕は持ち続けたいものですね。