たまに、遠方の実家に帰省する機会があると、
「恐る恐る」冷蔵庫をひらきます。

恐ろしや、我が実母の冷蔵庫は一体何がどれだけ詰まっているのか…

冷蔵庫の中は通常、ライトがついて内容が良く見えるはずなのですが、
あまりに様々な食品が「ぎっちぎちに」詰められているため、
その光がさえぎられて薄暗いほどです。

「ところてん?そこの右側、納豆の重なってるすぐ裏よーん」と、
この冷蔵庫の主である母のみが、その内容を把握できているようですが、

「お母さん…これ何、毛が生えてる…」

「ヤダ― きのこ食べ忘れてたわ、いつのかしらん」

そんな食品遭難の悲劇(?)が
しょっちゅう起こっている、恐ろしい伏魔殿なのです!

これは非常に端的な例ですが、通常冷蔵庫というものは
「余裕を持って」食品を収納するべき所です。

冷蔵庫収納

そうしないと、保証されている「冷蔵」もうまく機能する
ことができなくなってしまうのです。

また昔バイト先でよく

「冷蔵庫に、何でも放り込んでおけばいいもんじゃないからね!」
と言われていたように、

いくらその性能が良いとしても、
冷蔵庫は「食物を完璧に保管できる箱」ではありません。

他の家電同様、いたわってケアしつつ利用することが望ましいのです。

うちの冷蔵庫もつまってるなあ、という方は、
早急にご自分の食生活を見直しましょう。

毎週、何かしら食材を腐らせたりして、無駄にしてしまっている…
という方は、そもそもの食品購入量じたいを見直すべきです。

様々な冷蔵庫内収納術がありますが、根本的に必要なのは

「中に内蔵する食物自体をどれだけシンプルにするか」

ということではないでしょうか。

ちなみに私の冷蔵庫はかなり「スカスカ」です。

料理はよくするのですが、おかずを何品も作らない洋風スタイル、
および和粗食スタイルを貫いているのが効果的なのかもしれません。

帰省中、実母は山のような数々のおかずを並べてくれますが、
これがぎっちり冷蔵庫の原因かと思うと、素直に喜べません…。