インテリア雑誌や家具カタログを眺めていると、
とても効果的なことに気付くのが「グリーン」の存在です。
リビングに観葉植物やプチ盆栽、ダイニングにざっくり活けた季節の切り花。
シンプルを基調とする、モダンなインテリアにもとても良く合って、
心の和む雰囲気を演出してくれます。
ただ少し気をつけたいのは、
「どこまで居住空間にグリーンを持ってくるか」そのけじめの境界線でしょうか。
ごく一般的に置いているご家庭も多いと思うのが
「リサイクル栽培」のグリーン。
万能ねぎやニンジンの切り口を、湿らせた脱脂綿に置いておくと
葉っぱが伸びていき、また可食部分ができる…!
という、アレです。
再生野菜としてネギやカイワレなどが有名で節約にもなります。
すっきりとした機能的キッチンに、
ひとつふたつ置いてある程度なら大丈夫でしょう。
ですがいつのまにか、それらの「グリーン」が、キッチンの大切なスペースを占領してきていませんか?
すぐに切って料理に使えるから、という理由で台所に置いておく
ケースが多いのですが、これらは恒常的に結構な場所をとるものなので、
あまり実際的ではありません。
また、料理熱による寒暖が激しい台所は、
植物にとってもあまり居心地の良い場所ではないのです。
リサイクル・グリーンの数が二つ以上になってきたら、
「本当に台所に置いておくべきか」
「このまま置いておいて、本当に料理に使っているのか」
を自問し始めるのが良いでしょう。